野湯 |
〜野湯〜 |
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●野湯(やとう)とは野湯とは、やとう、または、のゆ、と読みます。 これは自然の中で自然に湧き出ている温泉のことです。 野湯のタイプとしては、川に沿ったところや山の斜面から源泉が噴出しているもの、山の斜面から染み出ているものなどがあげられます。 野湯を生かそうとボランティアなどの有志がそこに湯船を掘り作ったものもありますが、湯船が無い場合はビニールプールやビニールシートを持って行き湯船を作り出して入浴する方法があります。 野湯好きな方の中には地面を掘る道具を持参し独自に湯船を建設(笑)する人もいるようです。 野湯は自然と一体化している温泉なので、温泉施設がなく無料です。 その代わり、脱衣所すらないところもあるようです。野湯はいろいろない形があります。 一部の野湯の中には、硫化水素ガスなど有害なガス発生の地帯に位置するために立ち入りが禁止されているところもあります。 また、その他自然保護目的であったり、個人の土地のために立ち入りが制限されているところなどがあります。 ![]() ●川、湖沼自体が温泉となっている野湯 ★川原毛大湯滝(秋田県)は、河川というより滝が温泉になっている野湯で、滝つぼにお湯がたまり入浴することができます。 滝つぼまで少し歩くのですが、観光客も見に来ますので、水着着用で入るのが一般的です。 水着着用というあたりも、野湯ならではのことなのかもしれませんね。 遊歩道を約20分くらい歩きましたが、大自然の恵みを肌で感じたい方には最高の温泉だと思います。 ![]() ★吹上温泉(北海道)は、十勝岳連峰の中腹にある野湯です。 標高およそ1000メートル。 ここは明治以降に湯治場として栄えていましたが、お湯の温度が下がり昭和初期には廃止となってしまっていたのですが、昭和63年の十勝岳噴火でお湯の温度が上がり、現在もお湯が出ています。 急斜面の中腹にあり、眼下に良い景色が広がります。 ドラマ「北の国から」で、田中邦衛と宮沢りえ、それに地井武男が入浴したことで一気に有名になりました。 基本的には入浴道具(桶なども)は持参、脱衣所はありません。 布団が一枚かけられるくらいの簡易な丸太の台がありました。おそらくシートをかけて脱衣のときに見えないようにするためのものだと思います。 私は真冬に行きましたが、外気温はマイナス10度くらいのなか、服を脱いでから浴槽までのわずか数メートルが地獄のようでした。 というのも足元が雪なので、冷えている体にはかなり刺激が強く、このまま浴槽まで歩いていけるだろうか、という恐怖に一瞬駆られたのでした。 一度入浴するとお湯はとてもあたたかく、冷えていた体が真っ赤になるほどで、風呂上りにはマイナス10度という気温をまったく感じませんでした。すばらしい温泉だと思います。 ![]() ★川湯温泉(和歌山県)は、世界遺産「熊野古道」熊野川支流の大塔川の流れの中に源泉がある野湯です。 外から見ると、川底から泡が出ているのが見えます。 「仙人風呂」と呼ばれる露天風呂があり、これは冬季間(11月から2月まで)のみ川をせき止めて作られる珍しい温泉です。 それ以外の時期は川原をスコップで掘ると温泉が出てくるので、大きく掘って、自分だけの露天風呂を作ることができます!楽しめる温泉、です。 それでも野湯ですので、気候によっては河川の増水などで入浴ができなくなる場合もあります。 ![]() ★奥奥八九郎温泉(秋田県)は、小坂町という十和田湖に近い場所にある野湯です。 究極の野湯ともよばれており、きわめてマニアックな温泉です。 野湯好きにはたまらないと思います。 野湯でありながら「秘湯」であるがゆえ、場所を確認していなかった私は、偶然近くに出張で行った際に道がわからず、温泉にたどり着くことができず苦い思いをしたことがあります。 温泉はというと、建設中の高速道路に近いようなのですが、建設ダンプが走る国道から山林にそれる道に入りしばらくいくそうです。 すると突然山林が開け平らな場所が現れ、そこにボコボコと温泉がわいているということです。ちょうどひょうたんのような形の浴槽があり、脱衣所はまったく無いそうです。 車でしか行けない場所なので、脱衣所として車を使うしかないようです。 また、ちょっと残念なことですがアブがとても多いそうで、個人的にこれはボコボコ沸いてくるガスにアブが集まっているのではないかな、と思っています。 ![]() 野湯は、温泉好きなかた、賛否両論好き嫌いはっきり分かれるような温泉ですが、機会があれば一度行ってみるのがよいと思いますよ。 川、湖沼の近くに温泉があることは多いです。 温泉が地下水が温められてできていることから考えると、ある意味では当然のことかもしれません。 温泉名が○○川温泉、と川がついたり、○○湖温泉、と湖がついたりする温泉が多いことからもそのことが言えると思います。 |
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